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よくある冗長表現5つ|書き換えるコツやチェックする方法を解説(例文あり)

冗長表現の多い文章は、回りくどく読みにくい傾向にあります。

したがって、冗長表現を避けたシンプルな文章表現を心がけることが大切です。

 

そこで本記事では、よくある冗長表現5つについて、例文を使用しながら解説していきます。

書き換えるコツや冗長表現をチェックする方法についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください!

 

冗長表現とは?

冗長表現とは、文章中に不要な語句や表現が入ることです。

冗長表現が多いと、回りくどく読みにくい文章になりやすいので注意してください。

 

とくに注意してほしいのは、以下5つの冗長表現です。

  • 文末表現の冗長
  • 文中表現の冗長
  • 同じ単語の連続
  • 類語の重複
  • 二重否定

 

それぞれについて例文を用いながら、以下で解説していきます!

 

文末表現の冗長

 

文末でよく使われる冗長表現は、「〜することができます」もしくは「〜であるものである」です。

これらは文法的には誤っていませんが、多用しすぎると読みにくくなってしまいます。

 

「文末が冗長になっているな」と感じたら、「〜することが」「〜ものである」を省略しましょう。

説明だけではわかりにくいので、例文を使って見比べてみます。

 

例文①:
DVDや本を販売することができます。

上記の文中にある「することが」は冗長表現です。なくても意味が通じるため削除しましょう。

修正例:DVDや本を販売できます。

 

例文②:
この挑戦は新人にとって重要な意味があるものである。

 

上記の文中にある「〜ものである」は冗長表現です。なくても意味が通じるため削除しましょう。

修正例:この挑戦は新人にとって重要な意味がある。

 

___上記2例のように、冗長表現を削除しても文章の意味が変わらなかったり、違和感がなかったりするのなら、積極的に省略しましょう。

冗長表現をなくすと文章がシンプルになるので、読みやすくわかりやすい印象に変わります。

ムリのない範囲で文末の冗長を減らしていきましょう。

 

文中表現の冗長

 

文中によく見られる冗長表現は「〜という」や「こと」です。まず、以下の例文をご覧ください。

 

例文:
具体的な文章を書くということはむずかしいので、日頃からライティング練習が必要ということがわかりました。

 

上記の文中にある「書くということ」「必要ということ」の部分が冗長表現です。

このままではまわりくどく、文章の意味を理解するのに時間がかかります。

読んでいるうちに疲れてしまいますし、読み手によっては稚拙な印象をもつ場合もあるでしょう。

修正例:具体的な文章を書くのはむずかしいので、日頃からライティング練習が必要だとわかりました。

 

「〜という」「こと」がないだけで読みやすく、スッキリした印象に変わりました。

このように、たった数文字の言葉があるかないかで、文の印象や読みやすさが大きく変わります。

読みやすい文章にするために、「〜という」や「こと」をできるだけ使わないように意識しましょう。

 

同じ単語の連続

 

一文中に同じ単語を繰り返し使うと、読みづらい文章になります。

さっそくですが、以下の文章を読んでみてください。

 

例文:
ガラケーのほうが使いやすいため、ガラケーを使い続ける人もいます。

 

上記文章では「ガラケー」が一文中に2回使われているため、まわりくどく感じます。

このような場合は言葉を入れ替えたり文章を区切ったりして、一文中に同じ単語が繰り返されないように工夫をしましょう。

 

また、文章の表現自体を変えるのも有効です。

修正例(1):ガラケーのほうが使いやすいため、そのまま使い続ける人もいます。

 

同じ単語が繰り返されないよう、後半の「ガラケー」を削除しました。

修正例(2):ガラケーのほうが使いやすいため、スマホに換えない人もいます。

 

「ガラケーを使い続ける人」を「スマホに換えない人」に言い換えています。どちらも意味合いは同じです。このように、同じ意味合いの文に言い換えるのも有効です。

修正例(3):「慣れている」「使いやすい」などの理由で、ガラケーを使い続ける人もいます。

 

同じ単語が繰り返されないよう前半の「ガラケー」を削除し、文章を書き換えました。


___このように、一文中に同じ単語を使わない表現方法は数え切れないほどあります。どう書き換えればうまくおさまるか、試行錯誤してみてください。

 

類語の重複

 

同じ意味の言葉を重複して使うと、くどい印象を与えてしまいます。

たとえば「頭痛が痛い」。「頭痛」の意味は「頭が痛い」ですので、書きなおすと「頭が痛いが痛い」となり、不自然です。

頭痛に限らず「落馬が落ちる」「貯金を貯める」なども、よく誤って使われています。

 

類語の重複を避けるには、まず漢字を見るとよいです。

「落馬が落ちる」の場合は「落」が、「貯金を貯める」の場合は「貯」がかぶっています。

 

漢字がかぶったときには類語の重複を疑い、その場で言葉の意味を調べてみてください。

言葉の意味を確認しながらライティングをすれば、類語の重複はある程度防げるでしょう。

 

例文①:
貯金を貯める。

「貯金」は「お金を貯める」の意味を持っています。下記のように修正しましょう。

修正例(1):お金を貯める。
修正例(2):貯金をする。

 

例文②:
まず最初に、ご飯を食べよう。

「まず」は「最初に」の意味を持っていますので、同時に使うのは不自然です。下記のように修正しましょう。

修正例(1):まず、ご飯を食べよう。
修正例(2):最初にご飯を食べよう。

 

二重否定

 

二重否定とは、否定文を連続使用することです。

たとえば「できないわけではない」「しないともいえない」などが二重否定にあたります。

 

このままだと意味がわかりにくいですが、言い換えれば「できないわけではない=できる」「しないともいえない=する」です。

言い換えたほうがシンプルでわかりやすくなるので、できるだけ二重否定は使わないように意識してください。

 

しかし、言い換えに悩む場面もあるでしょう。

なぜなら二重否定は「できる」「する」と断定しにくい場合に用いられやすいからです。

 

言い切りがむずかしい場合は「できることもある」「することもある」など、断定しない形で言い換えるのがおすすめです。

以下に言い換えの例文を記載しますので、参考にしてください。

 

例文①:
僕は坂上がりができないわけではない。

修正例(1):僕は逆上がりができる。
修正例(2):僕は逆上がりができることもある。
修正例(3):僕は逆上がりができるかもしれない。

例文②:
明日のプレゼン資料は完成しないとは限らない。

修正例(1):明日のプレゼン資料は完成する。
修正例(2):明日のプレゼン資料は完成する可能性もある。
修正例(3):明日のプレゼン資料は完成するかもしれない。

 

___どちらの例文も(1)は断定表現、(2)(3)は断定しない表現をしています。必要に応じて使い分けてみてください。

 

冗長表現のチェック方法

冗長表現について理解しても、自分の文章がシンプルに書けているかどうか判断しにくいと感じる人も多いでしょう。

以降は冗長表現のチェック方法をお伝えします。

 

文章を声に出して読む

 

文章を声に出して読むと、まわりくどい言い回しに気付きやすいです。

「することができます」や「ということ」などのチェックをしたい場合に有効でしょう。

 

自分で文章を読まずにチェックしたい場合は、「文章読み上げツール」の利用が便利です。

ネットで検索すると無料で使えるツールを見つけられますので、必要に応じて利用してみてください。

 

ワードを利用する

 

マイクロソフト社のワードには、校正機能がついています。

重複表現や二重否定のチェックをするのに便利です。

 

自分では気付きにくい重複表現をチェックできるので、ワードをお持ちのかたはぜひ利用してみてください。

文章を入力すると自動で校正チェックがはじまり、内容を確認すべき箇所には青い下線がひかれます。

 

 

ときどき修正の必要がない箇所に下線が引かれる場合もあるので、必ず言葉の意味を調べてからなおすようにしましょう。

 

冗長表現を減らして読みやすい文章を書こう

本記事ではライティング時によくみられる5つの冗長表現と修正方法について、例文を用いながら解説しました。

冗長表現が多いと読みにくく、わかりにくい文章になりやすいです。

できるだけシンプルな形に書き換えるようにしましょう。

冗長表現のチェック方法も利用しながら、ライティングに取り組んでみてください。

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