文章の書き方については諸説ありますが、それらを駆使して「正しく文章が書けるようになった」と実感できているでしょうか?
もし実感できていないのであれば『文の基本』を押さえられていない可能性が高いです。この記事では『文の基本を押さえて正しい文章を書く3つの手順』について解説していきます。
「正しい文章を書けるようになりたい」「書いた文章に自信を持ちたい」という方はぜひ参考にしてください。
正しい文章の定義
この記事では下記を『正しい文章の定義』として解説を進めます。
- 正しい文で構成されている
- 誰でも意味を同一に読み取れる
- 情報の順番が整理されている
定義通りの正しい文章を書くために、今回は以下3つの手順についてそれぞれ解説していきます。
・手順1、文の基本を押さえる
・手順2、正しい文を書く
・手順3、正しい文章を書く
さっそく見ていきましょう。
手順1、文の基本を押さえよう
文は文章のパーツです。自動車や家電などの製品は”欠陥のあるパーツ”で組み立てると欠陥品になってしまいます。文章もこれと同じで、正しくない文で組み立てると欠陥文章になってしまうのです。
したがってまずは、正しい文を書けるようになる必要があります。そのために文の基本をしっかりと押さえていきましょう。
文は句点で終わる一括りの言葉
文とは、句点(。)で終わる一括りの言葉のことです。
- 私はパンが好きです。
- 今日は朝から雨が降っています。
上記のように、書きはじめから句点までの一括りが「文」になります。
文は文節を組み立てて作られる
文は文節という単位の言葉を組み立てて作られます。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、正しい文を書くためには欠かせないものです。下記で文節について解説していますので、目を通しておいてください。
文節は意味のわかる範囲で区切られた言葉
文節とは、文の中にある言葉を意味のわかる範囲で区切ったものです。
- 文 ▶︎ 私はパンが好きです。
- 文節 ▶︎ 私は/パンが/好きです。
どこで区切ればよいかわからない場合はネ・サ・ヨのいずれかを文節の後ろに入れてみましょう。その状態の文節単体で意味が分かればOKです。
- 正しい例 ▶︎ 私はネ/パンがネ/好きですヨ。
- 誤った例 ▶︎ 私はネ/パンがネ/好きサ/ですヨ。
誤った例の補足)「私はネ」「パンがネ」「好きサ」は問題ありませんが「ですヨ」は単体で意味がわからないので誤りです。
そして、文節は単語という単位の言葉を組み立てて作られます。下記で単語について解説していますので、こちらも目を通しておいてください。
単語は意味がなくなる直前まで分解された言葉
単語とは、文の中にある言葉を意味がなくなる直前まで分解したものです。
- 文節 ▶︎ 私は/パンが/好きです。
- 単語 ▶︎ 私/は/パン/が/好き/です。
これ以上分けると意味を持たないただの文字になります。
文は【主語・述語・修飾語】がとくに重要
文はさまざまな文節・単語で構成されています。その中でもとくに重要なのが主語・述語・修飾語という3つの文節です。それぞれの役割は下記の通りです。
- 主語:「だれが(だれは)」や「何が(何は)」を表す。
- 述語:「どうする」や「どんなだ」や「何だ」や「ある/いる/ない」を表す。
- 修飾語:主語や述語を詳しくする。
たとえば「私はパンが好きです」という文も、下記のように主語・述語・修飾語で構成されています。
- 主語(だれは):私は
- 修飾語(述語を詳しく):パンが
- 述語(何だ):好きです
正しい文を書くためには「どれが主語で、どれが述語で、どれが修飾語なのか」を明確にする必要があります。下記で主語・述語・修飾語についてさらに詳しく解説していますので、しっかりと目を通しておいてください。
主語は文の主役を表す文節
主語は「この文の主役はだれ/何なのか?」を表す文節です。たとえば「私はパンが好きです」という文の主語は「私は」になりますし「東京は今日も暑いです」という文の主語は「東京は」になります。
ちなみに「主役はいったい誰(何)なのか?」が明確であれば、必ずしもすべての文に主語を書かなくてもOKです。
例文:私は朝7時に起きます。起きてすぐ歯を磨きます。歯を磨いたあとに顔を洗います。
上記の文章であれば、はじめの文に「私は朝7時に起きます」とあることから、その後の文の主役も私であることが明確に読み取れます。
ただし下記のように、途中で主役が変わる場合は主語を明記する必要がありますので注意しましょう。
例文:私は朝7時に起きます。起きてすぐ歯を磨きます。歯を磨いたあとに顔を洗います。弟は顔を洗ったあとにご飯を食べます。
述語は文の主役の動きや状態を表す文節
述語とは、「文の主役がどうする/どんなだ/何だ/ある/いる/ない」を表す文節です。
たとえば「私はパンが好きです」という文の述語は「好きです」になりますし「東京は今日も暑いです」という文の述語は「暑いです」になります。基本、文末にある文節が述語になります。
例文:私は朝7時に起きて、歯を磨いて、顔を洗って、ご飯を食べてから家を出ます。
「起きた/磨いた/洗った」も「私」という主語の述語なのですが、文末にある文節をメインの述語として読みとるのが基本です。これを考慮し、文を書くときは「最終的に何なのか?どうなったのか?」などを表す文節を文末に持ってくるようにしましょう。
修飾語は主語や述語を詳しくする文節
修飾語とは、「文の主役やその動き・状態」を詳しくする文節です。
たとえば「私はパンが好きです」という文の修飾語は「パンが」になりますし「東京は今日も暑いです」という文の修飾語は「今日も」になります。基本、文の主語と述語以外の文節は修飾語です。
例文:私は朝7時に起きて、歯を磨いて、顔を洗って、ご飯を食べてから家を出ます。
上記の場合私は(主語)と出ます(述語)以外がすべて修飾語になります。
なお、主語/述語と繋げたときに違和感がある修飾語は書かないように注意しましょう。書くと正しくない文になってしまうからです。
どのように違和感があるのか、下記の例文にある修飾語をそれぞれ単体で主語/述語と繋げて見ていきましょう。
- 私は(主語)
- 朝7時に
- 起きて
- 歯を/磨いて
- 歯磨きが/嫌いで
- 顔を/洗って
- ご飯を/食べてから
- 家を
- 出ます(述語)
上記の文にある修飾語のうち、下記のものは主語/述語と繋げても違和感がありません。
- 私は朝7時に出ます。
- 私は起きて出ます。
- 私は歯を/磨いて出ます。
- 私は顔を/洗って出ます。
- 私はご飯を/食べてから出ます。
- 私は家を出ます。
しかし、下記のものは主語/述語と繋げると違和感があります。
- 私は歯磨きが/嫌いで出ます。
上記のように主語/述語と繋げると違和感のある修飾語が1つでもあると正しくない文になってしまうので、注意しましょう。
正しい文とは情報を正確に読み取れる文のこと
読み手すべてに書き手の主張が正確に伝わり、かつ読み取った情報が全員同一ならば、それは正しい文です(読み間違えは考慮しておりません)。
例文:私には14歳の妹がいます。
上記の文は誰もが「彼女には妹がいる。彼女の妹は14歳である」と、その意味を同一に読みとれるはずです。したがってこれは正しい文といえます。
逆に、書き手の主張が違う意味で伝わったり、人によって読み取れる情報がバラバラだったりするならば、それは正しくない文です。
例文:14歳の私の妹。
上記の文は私と妹のどちらが主語でどちらが修飾語なのかわかりません。おそらく下記のようにその意味をバラバラに読みとられてしまうでしょう。
- 彼女には妹がいる。彼女の妹は14歳である。
- 彼女は14歳である。彼女には妹がいる。
したがってこれは正しくない文といえます。
手順1のまとめ
手順1では『文の基本』について解説しました。とくに押さえておきたいポイントを以下にまとめておきましたので、ここで一度おさらいしておきましょう。
- 文節を正しく組み合わせると正しい文が書ける。
- 文は主語/述語/修飾語の3つの主要文節で構成されている。
- すべての読み手が意味を同一に読み取れる文は正しい文である。
文の基本を押さえることが正しい文章を書く第一歩となります。よくわからなかった部分があれば、次の手順に行く前にしっかりと復習しておくことをおすすめします。
復習が終わったら、次の手順に移行して実際に文を書いていきましょう。
手順2、正しい文を書こう
手順1でお伝えした『基本』が守れているかを毎回確認しながら文を書くのは非常に面倒くさいです。そこで手順2ではとりあえず好きに書いて後から確認する方法をご紹介します。
「今のスキルで書いた文が基本を押さえられているか?」を後から確認し修正していく方法なので、すぐに実践で活用できます。この方法を続けていれば、自然と正しい文章が書けるようになるでしょう。
やる流れは以下の通りです。
- とりあえず好きなように文を書く
- 文節に分ける
- メインの述語を見つける
- 主語を見つける
- 残った文節で修飾語(仮)を作る
- 修飾語(仮)を主語・述語と組み合わせる
- 違和感のある修飾語を修正する
- 文を読みやすく整える
さっそく実践していきましょう。
とりあえず好きなように文を書く
まずは好きなように文を書いてみてください。手順1で解説した『文の基本』を意識しながら書いてもよいですが、完璧を求めすぎないようにしましょう。
ここから先の解説は、下記の例文を使って進めていきます。
例文:
ファイアウォールを利用するとは、無料と有料のものがある、インターネットを通して侵入してくる不正なアクセスからホームページを守るための防護壁です。
※今回の解説は体言止め(文末に名詞・代名詞などを置く手法)で書かれた文には対応していませんのでご了承ください。
書いた文を文節に分ける
前項で書いた文を下記のように文節に分けましょう。
- ファイアウォールを
- 利用するとは
- 無料と
- 有料の
- ものがあり
- インターネットを
- 通して
- 侵入してくる
- 不正な
- アクセスから
- ホームページを
- 守る
- ための
- 防護壁です
メインの述語を見つける
前項の文節の中からメインの述語を見つけましょう。メインの述語は文末にあります。
- ファイアウォールを
- 利用するとは
- 無料と
- 有料の
- ものがあり
- インターネットを
- 通して
- 侵入してくる
- 不正な
- アクセスから
- ホームページを
- 守る
- ための
- 防護壁です
メインの述語の主語を見つける
次に「防護壁です」という述語の主語を下記の文節の中から見つけます。「何が?防護壁なのか?」を考えて見てみれば、おのずと答えにたどり着けるはずです。
- ファイアウォールを
- 利用するとは
- 無料と
- 有料の
- ものがあり
- インターネットを
- 通して
- 侵入してくる
- 不正な
- アクセスから
- ホームページを
- 守る
- ための
- 防護壁です。
例文の主語はファイアウォールをですね。
ただこのままだと述語と繋げたときに「ファイアウォールを防護壁です」という違和感のある文になってしまいます。したがって下記のように修正します。
- 主語▶︎ファイアウォールは
修正後の主語を述語と繋げると「ファイアウォールは防護壁です」となります。これなら違和感ありません。
残った文節で修飾語(仮)を作る
次に、主語/述語以外の文節をそれぞれ組み合わせ修飾語(仮)を作っていきます。(仮)としているのはまだ修飾語として機能するかわからないからです。
繋げても違和感がないか?を確認しながら主語/述語以外の文節を組み合わせると、下記のように3つの修飾語(仮)ができました。
- 利用するとは
- 無料と/有料の/ものがあり
- インターネットを/通して/侵入してくる/不正な/アクセスから/ホームページを/守る/ため
上記が修飾語として機能するかは、事項で見ていきましょう。
修飾語(仮)を主語・述語と組み合わせる
次に修飾語(仮)が修飾語として機能するかを判断するために、これを主語/述語と組み合わせます。
「〜〜〜 ファイアウォールは(主語) 〜〜〜 防護壁です(述語)」のうち、いずれかの「〜〜〜」にそれぞれを当てはめて、違和感がないかを見ていきましょう。
- ファイアウォールは利用するとは防護壁です。❌
- ファイアウォールは無料と/有料の/ものがあり防護壁です。❌
- ファイアウォールはインターネットを/通して/侵入してくる/不正な/アクセスから/ホームページを/守る/ための防護壁です。⭕️
❌の方は違和感があるのでこのままでは使用できません。
⭕️の方がとくに違和感ありませんのでこのまま使用できます。
違和感のある修飾語を修正する
前項で❌と判断された違和感のある修飾語を修正していきます。修飾語は、主語か述語を詳しくする文節です。その役割を果たせなければ修正しても意味がありませんので、まずはそこを見ていきます。
主語述語から想定される読者からの問いに対して、修飾語がその回答になっているかを確認し、見極めましょう。
主語/述語:「ファイアウォールは防護壁です」
どのような防護壁ですか?
回答:「利用するとは防護壁です」
???
上記のように修飾語が読者の問いに対する回答になっていなければ、使用できない修飾語であると判断してください。
主語/述語:「ファイアウォールは防護壁です」
どのような防護壁ですか?
回答:「”無料と/有料の/ものがあり”防護壁です」
なるほどわかりました(でもちょっと違和感があるな……)
上記のように修飾語が読者の問いに対する回答になっていれば、使用できる修飾語と判断してください。ただ、このままでは違和感があるので下記のように修正します。
- 修正した回答▶︎「”無料と/有料の/ものがある”防護壁です」
前項で⭕️と判断された修飾語についてですが、下記を見ればこれは読者の問いの回答になっていることがわかります。
主語/述語:「ファイアウォールは防護壁です」
どのような防護壁ですか?
回答:「”インターネットを通して侵入してくる不正なアクセスから、ホームページを守るための”防護壁です」
なるほどよくわかりました
文を読みやすく整える
前項までで下記の通り2つの文ができました。
- ファイアウォールは無料と有料のものがある防護壁です。
- ファイアウォールは、インターネットを通して侵入してくる不正なアクセスからホームページを守るための防護壁です。
上記は元々1つの文に書かれていたものですが、それぞれ意味が異なることがわかります。この場合は無理に1つにまとめず、下記のように2つの文にして書いた方が読みやすいです。
- ファイアウォールは、インターネットを通して侵入してくる不正なアクセスからホームページを守るための防護壁です。無料版と有料版があります。
手順2のまとめ
手順2では『正しい文の書き方』について解説しました。
繰り返しになりますが、いきなり基本を押さえながら書くのはむずかしいです。したがって下記のように、まずは好きに書いて正しく修正する流れがおすすめです。
- とりあえず好きなように文を書く
- 文節に分ける
- メインの述語を見つける
- 主語を見つける
- 残った文節で修飾語(仮)を作る
- 修飾語(仮)を主語・述語と組み合わせる
- 違和感のある修飾語を修正する
- 文を読みやすく整える
上記の流れで、今回使用した例文も下記のように読みやすく改善されました。
改善前:
ファイアウォールを利用するとは、無料と有料のものがある、インターネットを通して侵入してくる不正なアクセスからホームページを守るための防護壁です。
改善後:
ファイアウォールは、インターネットを通して侵入してくる不正なアクセスからホームページを守るための防護壁です。無料版と有料版があります。
次の手順3ではいよいよ『文章』を正しく書く流れについて解説していきます。
手順3、正しい文章を書こう
ここまで解説してきた『文の基本と書き方』を応用して、まずは好きに文章を書いてみてください。とはいえ、ただつらつらと書き並べるだけでは正しい文章になりません。したがって好きに書いた後に、下記の流れで構成し直しましょう。そうすれば正しい文章になるはずです。
- 書いた文章を段落に分ける
- 情報の流れがスムーズか確認する
- 余分な修飾語を削除する
さっそく実践していきましょう。
書いた文章を段落に分ける
文章を書いたら、まずは段落に分けていきます。段落とは1つの話題でまとまった文章のことです。本などでは1つ字下げをして段落分けされています。
ここから先の解説は、下記の例文を使って進めていきます。
例文:
ゴルフ場は山の上など高い場所にある事が多いです。そのおかげでゴルフ場から近くの街並みや近隣の山景色が一望できます。これは余談ですが、グリーンを見渡しながら飲むビールは格別です。 青い空、美味しい空気、キレイなグリーンに囲まれながらビールを飲んでいると 「もう、最高!」と叫びたくなるくらい幸せな気分になります。 お酒が好きな私にはたまらない瞬間です。ゴルフ場から近くの街並みや近隣の山景色を見渡すのも好きですが、私がとくに好きなのは、キレイな緑色がどこまでも続いているグリーン(整備された芝)を見渡す時です。 キレイな緑色がどこまでも続いていて、見ているだけでスカッとします。 普段の疲れや会社であった嫌な事など、すべて吹き飛んでしまいます。
上記の例文を段落(話題)に分けると下記のようになります。
段落わけした例文:
ゴルフ場は山の上など高い場所にある事が多いです。そのおかげでゴルフ場から近くの街並みや近隣の山景色が一望できます。
これは余談ですが、グリーンを見渡しながら飲むビールは格別です。 青い空、美味しい空気、キレイなグリーンに囲まれながらビールを飲んでいると 「もう、最高!」と叫びたくなるくらい幸せな気分になります。 お酒が好きな私にはたまらない瞬間です。
ゴルフ場から近くの街並みや近隣の山景色を見渡すのも好きですが、私がとくに好きなのは、キレイな緑色がどこまでも続いているグリーン(整備された芝)を見渡す時です。 キレイな緑色がどこまでも続いていて、見ているだけでスカッとします。 普段の疲れや会社であった嫌な事など、すべて吹き飛んでしまいます。
情報の流れがスムーズか確認する
前項の文章は情報の流れが悪くスムーズに読めません。「これは余談ですが__」という話を最後に持ってくるとスムーズになります。
順番を入れ替えた例文:
ゴルフ場は山の上など高い場所にある事が多いです。そのおかげでゴルフ場から近くの街並みや近隣の山景色が一望できます。
ゴルフ場から近くの街並みや近隣の山景色を見渡すのも好きですが、私がとくに好きなのは、キレイな緑色がどこまでも続いているグリーン(整備された芝)を見渡す時です。 キレイな緑色がどこまでも続いていて、見ているだけでスカッとします。 普段の疲れや会社であった嫌な事など、すべて吹き飛んでしまいます。
これは余談ですが、グリーンを見渡しながら飲むビールは格別です。 青い空、美味しい空気、キレイなグリーンに囲まれながらビールを飲んでいると 「もう、最高!」と叫びたくなるくらい幸せな気分になります。 お酒が好きな私にはたまらない瞬間です。
余分な情報を削除する
より読みやすい文章にするために余分な情報を削除していきます。ポイントは不必要に繰り返されている修飾語・書かなくてもそれが伝わる修飾語を見つけることです。
見つけたら取り消し線を入れて、その部分を飛ばして読んでみてください。違和感なく読めれば削除してしまいましょう。
余分な情報に取り消し線を入れた例文:
ゴルフ場は山の上など高い場所にある事が多いです。そのおかげでゴルフ場から近くの街並みや近隣の山景色が一望できます。
ゴルフ場から近くの景色を見渡すのも好きですが、とくに好きなのは、キレイな緑色がどこまでも続いているグリーン(整備された芝)を見渡す時です。見ているだけでスカッとします。 普段の疲れや会社であった嫌な事など、すべて吹き飛んでしまいます。
これは余談ですが、グリーンを見渡しながら飲むビールは格別です。 青い空、美味しい空気、キレイなグリーンに囲まれながらビールを飲んでいると 「もう、最高!」と叫びたくなります。 お酒が好きな私にはたまらない瞬間です。
手順3のまとめ
手順3では『正しい文章の書き方』について解説しました。繰り返しになりますが、ただつらつらと書き並べるだけでなく、下記の流れを意識して文章を書くようにしましょう。
- 書いた文章を段落に分ける
- 情報の流れがスムーズか確認する
- 余分な修飾語を削除する
上記の流れで書くことを意識しこれを続ければ、短い時間で正しい文章が書けるようになるはずです。
文の基本を押さえて正しい文章を書こう
文の基本を押さえて正しい文章を書く3つの手順について解説しました。
正しい文章を書くためには文の基本を押さえ正しい文を書くことが大前提です。ここを疎かにしたまま「文章がうまく書ける」と謳った執筆ノウハウを使用したところで、改善される可能性は低いでしょう。
慣れるまでは「好きに書いて後から正しく直す方法」をおすすめします。続けていくうちに、自然と正しい文が書けるようになるはずです。
文さえ正しく書ければ、あとはそれを使って『正しい文章』に組み立てるだけです。段落に分け、順番を確認し、余分な情報を削除すれば、違和感もなく読みやすい文章が書けるでしょう。
今回は文章の基本のみを解説しましたが、「より読みやすく分かりやすい文章を書く方法」「読み手の感情を動かす文章を書く方法」「読み手を行動へと促す文章の書き方」など、さまざまな執筆ノウハウがあります。興味があればそれらの情報も見てみてください。
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