クラウドワークスを利用する際に心配なのが「クライアントとのトラブル」。
- 「悪質なクライアントに当たるのは嫌だな」
- 「詐欺にあったらどうしよう……」
- 「法的なトラブルに巻き込まれたら面倒だな」
などの不安があり、なかなかサービスの利用に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
どうせならこれらの不安を払拭した上で、安心して利用したいですよね。
そこで今回は、『クラウドワークスの怖い体験談』や『事前にトラブルを避ける方法』についてご紹介していきます。
クラウドワークスで怖い体験談【まとめ】
クラウドワークスは、初心者でも手軽に仕事のマッチングが行える便利なサービスです。
とはいえ、クラウドワークスでトラブルになった話を見たり聞いたりすると、怖くて利用できないですよね……。
安心してサービスを利用するためには、実際に起きたトラブルを把握しておくことが大切です。
ここから、『クラウドワークスで実際に起こった怖い体験談』をいくつかご紹介していきます。
同じようなトラブルに巻き込まれないためにも、ぜひ参考にしてください!
運営代行で詐欺被害?
『運営代行の仕事を受注したら20万円を支払うよう求められた』怖い体験談をご紹介します。
「上手い話には裏がある」を教えてくれる事例です。
体験者は「1日1時間の作業で利益が得られる」という好条件にひかれ、Amazon運営代行の仕事に応募しました。
ところがこの案件、実際にはとても好条件と呼べるものではなかったのです。
具体的な契約内容は、『自腹を切って商品を購入し、それを自分で販売して得た利益の一部をクライアントに渡す』というもの。
要するに、こちらが売れ残りのリスクを負ってまでして得た利益の一部を、クライアントは何もせずに受け取ろうとしているわけです。
これはさすがにおかしいですよね。
さらにこのクライアントは「プログラム代金」と称して、別途20万円の支払まで要求してきました。
ここまでくるとさすがに怪しいと思ったのでしょう。
体験者は、クラウドワークスが運営する相談所に以下の投稿をしています。
___最初の20万一括が厳しい場合はPayPalなどで分割も可能ですよ。と言われました。
不安になってネットで調べるとYahooの知恵袋でも上記と全く同じようなことを言われたという質問を見かけました。
これって詐欺ですよね?
もしこの体験者が誰にも相談せず、クライアントのいう通りにしていた場合を考えると、怖いですよね……。
今回の件が本当に詐欺だったかどうかまでは確認できませんでした。
とはいえ、上手い話には裏がある可能性も高いので、決して乗らないように注意してください。
もし「怪しいな……」と感じたときは、クラウドワークスに違反報告をして、クライアント側を審査してもらいましょう。
支払いに対するトラブル
『仕事をしたのに報酬を支払ってもらえなかった』怖い体験談をご紹介します。
一生懸命働いたのに報酬ナシ!なんて酷い話ですよね……。
クラウドワークスには報酬を先払いする「仮払い」というシステムがあり、原則この工程が済んでからでないと実務を開始できません。
仮払い前の実務開始は、クラウドワークスの規約で禁止されているからです。
仕事をする人が「タダ働き」させられないようにするためのルールと言えます。
なので仕事の契約が成立しても、仮払い完了が確認できるまでは作業を開始しないよう注意してください。
契約から報酬受け取りまでの流れは以下の通りです。
この体験者はきっと、良かれと思い仮払い前に作業をしたのでしょう。
しかしその結果、クライアントから「記事の質が悪い」と言われ、報酬の支払いを拒否されてしまいました。
同じようなトラブルに巻き込まれないためにも、仮払い前の作業開始はやめておきましょう。
契約内容と異なり口論
『契約内容と実際の作業内容が異なり口論にまで発展した』怖い体験談をご紹介します。
いくらネット上のやりとりとはいえ、感情的な口論は避けたいところですよね。
体験者は、「初心者でもできる内容」であることを確認して仕事を契約しました。
ところが、経験が必要な仕事をほぼ丸投げされてしまったのです。
話が違うと思った体験者は、契約を終了するようにクライアントへ申し入れましたが、一向に聞き入れてもらえませんでした。
挙げ句の果てには口論にまで発展。
ほとほと困り果てた体験者は、クラウドワークスが運営する相談所に以下の投稿をしています。
___思っていた業務とはずいぶん違って途中終了を申請したのですが同意が認められず挙句の果てには口論にまでなってしまっています。
ここまで口論になった相手と一緒に働いて良いものを作り上げるのは無理だと思っています。
どうすればよいでしょうか?
もし同じようなトラブルにあった場合は、以下の行動を取り早期解決を目指しましょう。
- クラウドワークスに違反報告をしてクライアントを審査してもらう。
- 実際の作業と契約内容が明らかに違うことをクラウドワークスに申告し「契約終了リクエスト」してもらう。
- クライアントからの連絡にいっさい対応しない。
脅迫罪で弁護士に相談?
『クライアントから「脅迫罪で弁護士に相談した」と言われた』怖い体験談をご紹介します。
理不尽な訴えをするクライアントには注意してください。
体験者はクライアントから修正依頼を受けすぐ対応しましたが、なかなか返事をもらえませんでした。
クラウドワークスの事務局に依頼してようやくつながる状況。
このままクライアントのペースに付き合い続ければ他の業務に支障が出ると考えた体験者は、「追加修正は有料にしてほしい」と持ちかけます。
しかしこれは受理されず。
その後も連絡がつかない状況に困り果てた体験者は、やむなく法的な措置を検討している旨をクライアントに伝えます。
すると逆に、クライアントから「脅迫罪で弁護士に相談した」と言われてしまったのです。
もし同じようなトラブルにあった場合は、クラウドワークスの相談所を利用すると経験者の人からアドバイスをもらえます。
それだけで解決できればよいのですが、むずかしい場合は消費者センターや弁護士への相談も検討しましょう。
秘密保持契約書による罰金
『秘密保持契約書違反により「契約金の10倍の罰金」を求められた』怖い体験談をご紹介します。
契約書の内容はよく確認しないと大変な目にあいますので注意してください。
体験者は「1〜2時間で終わる仕事」と聞き、これを2,000円で引き受けます。
しかし実際にやってみると、とても1〜2時間で終わるような内容ではありませんでした。
体験者は、少しのミスも許されないなか必死に業務をこなしますが、実動時間は24時間を超えてしまいます。
これはさすがにキツいと思った体験者は、クライアントに賃金アップを求めました。
この提案は受け入れてもらえましたが、「ミスがない前提」と添えられたことに憤りを感じた体験者は、契約終了リクエストを送ります。
すると、秘密保持契約書違反により「契約金の10倍の罰金」を求めらてしまいました。
たしかに、契約時に交わした秘密保持契約書に「一方的な契約破棄は契約金の10倍の罰金」と書かれているため、体験者は困ってしまいます。
契約書の内容を隅々まで確認するのがむずかしいのを利用されてしまったのでしょう。
契約書の内容次第ではありますが、罰金を支払わずに済む場合もあります。
もし同じようなトラブルにあった場合は一人で抱え込まず、クラウドワークスの相談所を利用したり消費者センターや弁護士への相談したりしましょう。
違約金による詐欺被害
『12万円の違約金があるため仕事を辞めたくても辞められない状況になってしまった』怖い体験談をご紹介します。
契約書を上手く利用しタダ同然で仕事をさせる悪質なクライアントもいるので注意してください。
体験者は、契約書に「発注金額の合計が1万円に達する前に仕事を辞退した場合12万円の違約金が発生する」と記載があるのを承知した上で、仕事に応募しました。
「この内容なら1万円くらいすぐに達成できる」と考えたからです。
しかし実際の仕事内容は、聞いていたものとはまったく異なり、三日三晩かけて必死にこなしても200円の仕事しか発注してもらえません。
契約書をタテに取られて仕事を辞めることもできない体験者は、精神的に追いつめられてしまいます。
契約書を交わした後きびしい仕事をあたえ続け、辞退するように仕向け、高額な違約金をせしめようとするクライアントも少なくありません。
もし同じようなトラブルにあった場合はまず、クラウドワークスの相談所を利用して解決策を探るのがよいでしょう。
支払い拒否によるトラブル
『何かと理由をつけて報酬の支払いを拒否され続けた』怖い体験談をご紹介します。
この体験者は、はじめから報酬を支払うつもりのない悪質なクライアントに当たってしまった可能性が高いです。
キチンと仕事をこなしたのに報酬の支払いを拒否され困り果てた体験者は、クラウドワークスが運営する相談所に以下の投稿をしています。
作業が終了しても意味不明な理由をつけてこちらが悪いように言われ、報酬を支払ってもらえない悪質案件をしてしまいました。
納品後に中途で契約終了させようとしてくるのでそれを断るの繰り返しで大変です。みなさんもこのような悪質案件にあったことがありますか?
仕事をはじめる前に、報酬を支払わないクライアントを見極めるのは不可能に近いです。
同じような被害にあうことも想定して、はじめて契約するクライアントからは、大きな案件を受けないようにするのが無難でしょう。
トラブルに巻き込まれないための秘訣
ここまでは、すでに被害を受けてしまった体験者の実例と、その対処法を紹介してきました。
「もし同じようなトラブルに巻き込まれたらどうしよう……」と不安になった人も多いのではないでしょうか?
一番よいのは、このようなトラブルに巻き込まれないようにすること!
ここから「トラブルを事前に回避する秘策」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
事前に問題がないか相談する
提示されている内容に少しでも不安を感じた場合は、応募を控えまずは相談しましょう。
クラウドワークスには「みんなのお仕事相談所」というQ&Aサイトがありますので、こちらを活用するのがおすすめです。
過去に起きたトラブル事例も見られるので、とても勉強になります。
自分では怪しいと感じなくても、以下に当てはまる場合はトラブルに巻き込まれる可能性が高いので注意してください。
条件の良すぎる案件は避ける
クラウドワークスには、条件の良すぎる案件がいくつもあります。
その多くは初心者の方をターゲットにした悪質な案件であることを覚えておきましょう。
- 初心者でも1日1〜2時間で稼げます!
- 誰でもカンタンに出来るお仕事です!
- 初月から30万円稼ぐことも可能!
などの謳い文句で初心者の方を誘い込み、低賃金で大変な仕事をさせたり、高額なプログラム代金を要求したりする事例が後をたちません。
もちろん「初心者OK」と謳う案件の中にも真っ当なものはありますが、条件が良すぎることはほぼありません。
1つでも「上手い話だな」と思う要素がある案件は、避けることをおすすめします。
疑問はクライアントに必ず確認しておく
仕事内容や契約書の内容に少しでも疑問を感じたら、都度クライアントに詳細を確認するようにしてください。
面倒ですが、後々トラブルに巻き込まれないための施策です。
「少し気になるけれど、これくらい確認しなくても大丈夫だろう」と、軽い気持ちで契約しトラブルに巻き込まれる人があとをたちません。
警戒しすぎるくらいでちょうどいいのです。
質問をしても回答を濁されたり、急にキツい態度をとられたりした場合は、そのクライアントとは契約しないことを強くおすすめします。
ただし横柄な態度で質問したり、仕事とは関係ないことを聞いたりするのは控えましょう。
契約対象案件の業務概要や契約書をよく読み、しっかり把握した上で「後々トラブルになる可能性がある事項」についてのみ質問するようにしてください。
何も把握せずに「なんとなく怪しいから」とアレコレ聞く方がいますが、これは良くありませんよね。
怪しい依頼主と案件に応募しない
今回は『クラウドワークスの怖い体験談』や『事前にトラブルを避ける方法』についてご紹介しました。
クラウドワークスはフリーランスにとってありがたいサービスです。
しかしそのシステムの裏をかき、ワーカーを食い物にしようとする悪質なクライアントも存在するので要注意!
とくに条件の良すぎる話を持ちかけてくるクライアントには十分警戒してください。
もしなんらかのトラブルに巻き込まれてしまったときは、一人で抱え込まずにクラウドワークスが運営する相談所を活用しましょう。
多くの経験者が助けになってくれるはずです。
今回は少し怖い話をしてしまいましたが、「上手い話にすぐ乗らない」「何かあったらすぐ相談する」を徹底すれば、ほとんどのトラブルを回避できるので安心してください。
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